葬儀・告別式に参列する男性の服装は?黒のビジネススーツはダメ?
[記事公開日]2014/10/17
[最終更新日]2018/11/29

今回は「葬儀・告別式」に参列する場合の服装全般について。
できるだけわかりやすくマナーや注意点を書いていきたとい思います。
「葬儀」と「告別式」は厳密に言うとそれぞれの意味合いがありますが、当日にそのままの流れで「葬儀告別式」という一つの儀式として行われることが多いです。
基本的に参列者は男性というテーマで書いています。ぜひ参考にして頂けたらと思います。
目次
葬儀・告別式の男性の服装
必ず礼服(喪服)で参列しましょう。ビジネススーツは避けるべきです。
とはいっても、まだ礼服を持っていない18~22歳くらいまでの人なら、仕方ないケースもあるとは思います。
金銭的なキツイ状況かもしれませんし、ネクタイや靴などのマナーがキチンとできていれば普通の黒スーツでもそこまで問題ないのかな~?という気はします…。
個人的な意見ですが…。まあこの辺りはその人の環境や価値観次第ですね。
私はそれくらいの年齢の頃、黒のビジネススーツ(しかも少しストライプ入り)で参列したことがありますが、特に直接何か言われた記憶はないです。
スーツと礼服の違いは普通のビジネススーツと礼服の違い!見分け方は?を読んでみてください。
価格については礼服(喪服)の値段の相場は!?レンタルってどうなの!?をどうぞ。
ちなみに学生の場合は、礼服の代わりに学制服を着用することが基本です。
一般参列者の場合は必ず略礼服で
これは礼服の格の問題です。親族や遺族よりも参列する側が格上にならないように、略礼服を選びましょうということです。
ただし!このように書くと以下のような疑問を抱く人もいるでしょう。
■「俺が持っているコレって略礼服なのかな…!?」
などなど。
一応正式なマナーとして先程のような書き方をしましたが、実際その部分は気にしなくても問題ないです。
と言うのは、ここ日本では礼服=略礼服という認識で通っているからです。(一般的には)
略礼服以外の例を簡単に出すと「タキシード」などです。
アナタが持っている、一般的な形の無難な礼服(ブラックスーツ)はおそらく略礼服だと思います。
詳しくは礼服と喪服の違いをわかりやすく解説!略礼服とは!?の記事をご覧ください。
また、礼服の「シングルかダブルか?」については、どちらでも問題ありませんので大丈夫です。
詳しく知りたい方は礼服(スーツ)のシングルとダブルの違いは?格が高いのは!?の記事をご覧ください。
礼服以外の身だしなみは…!?
スーツ(礼服)の下は白シャツです。ネクタイや靴、そして靴下は全て黒です。
ネクタイと靴下は柄物ではなく無地の黒を、そして靴は金具が付いていないモノを選びましょう。
ネクタイの結び方は自由で大丈夫ですが、ネクタイピンは付けません。
また、結婚指輪以外のアクセサリーは外しておく方が無難です。
ただ個人的には、派手ではない腕時計程度なら問題ないと思います。
冬場のコートのマナーは!?
※このテーマは男性だけでなく、女性にも当てはまります。
冬場のお葬式の参列ではコートを着用することもあると思いますが、葬儀会場(建物)に入る前には必ず脱ぎましょう。
これはどちらかというと、「マナー的には知っていたが、ついうっかり、そのままの流れで受付まで来てしまった」という人がおそらく多いでしょう。
そのような天然的なミスに気をつけましょうということですね。私もついやってしまいがちです。
毛皮のコートはNG
これは「殺生」をイメージさせるため、絶対に避けましょう。
もちろん襟にファーが付いてるモノもよくないです。周りに引かれる可能性が高いです。
カジュアル過ぎるモノやダウンなども避けましょう。
理想はフォーマルコート、そして色は黒です。
まあ個人的には、深めのグレー色ならアリかな……?とは思いますが、これは「もし着ている人がいたら」という話であって、私なら完全な黒色しか着ません。…。
「会場に入る前に脱ぐから目につかない」という考えは危険
このように思う人もいるかもしれませんが、寒い空の下で出棺を見届けることもあります。
見送る瞬間は、寒くてもコート類は脱ぐことがマナーですが、会場の外で待つ時間が少しあると思います。
その際にコートを着用するかもしれませんので、必ず失礼な印象を与えないようなモノを着ていくようにしましょう。
以上になります。もちろん本当に大事なことは外見よりも故人のことを想う気持ちですが、親族や遺族のことも配慮し、マナーを守った身だしなみを心掛けたいですね。
ちなみにお通夜については仮通夜とお通夜(本通夜)の一般参列者の服装は!?男性編をどうぞ。
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