飲食のまかない制度とは!?食べられる条件やメニューは?
[記事公開日]2015/02/13
[最終更新日]2018/09/18

まかないとは…お客さんではなく従業員用の食事。
飲食店で働いていると賄い(まかない)が出るところがありますよね。
一人暮らしの人にとっては、コレの有無はだいぶ大きいと思います。
そんな魅力いっぱいのまかないですが、その制度やルールは、お店によって本当にバラバラです。
食べる時間、場所、人数、作る人、料理内容、有料or無料、などなど…。
そこで今回は「食べられる条件」や「まかないメニュー」などを詳しく解説したいと思います。
目次
まかないを食べられる条件が存在する!?
お店側がこのような条件を出している場合がけっこうあります。つまり、満たせば…ということですね^^
例えば、「6時間以上勤務した人のみ」、「17時~24時の間に働いた人のみ」、「ラストまで入っている人のみ」、「ランチタイムの勤務のみ」、といった感じです。
全てはお店の条件(ルール)次第です。
朝からオープンしていてランチ終わりにだけまかないを食べるお店の場合
夕方出勤してきた学生などは、基本食べられません。このパターンはけっこう多い気がしますね。
閉店後に必ず全員でまかないを食べるお店の場合
閉店2時間前にあがった人などは、基本食べられません。
ただし閉店までダラダラと更衣室でしゃべったりして、結局みんなで一緒に食べるという状況になることは多々ありますけどね^^
求人内容に条件は書かれていない!?
求人を選ぶ際、しっかりまかない条件を書いているお店もありますが、詳しく書かれていないお店もありますので注意が必要です。
単に「まかない(食事付)」とだけ書かれていても、実際は条件アリのお店ということです。
キチンと条件を書いてほしいですが、スペース的な問題などもあるんでしょうね…。
このような理由から、働いてから初めて「まかないはランチ営業後しか出ないよ」みたいな真実を知るバイトもたくさんいます。
その人達が「僕のシフトだとまかない出ないんですよ~」と悲しそうなコメントをしている光景を何度か見かけました。(汗)
もし「まかない目的」でそのバイトを選んでいたのであればショックな問題ですよね。
面接中に確認する方法
まあ、この質問はなんとなく聞きづらいですよね。(汗)^^
ですので、面接中にどうしても知りたい場合は直接聞くのではなく、別の質問や会話の流れからサラッと確認する感じが理想です。
「なるほど~、そしたら一日の流れとしては、〇時頃からピークで〇時頃にラストオーダーになるんですね~。ではそれまでに休憩やまかないは順番に回していく感じでしょうか?」
この時、その場で面接官に「あ、君は〇時間勤務だから残念だけど食事は出ないんだよ~」、「まかないはランチ後しか出ないんだよ~」などと言われることがあります。
もし何も言われなければ「まかない条件がない」、もしくは「あっても条件をクリアしている」、どちらかの可能性が高いでしょう。
ちなみに基本、フリーターという立場であれば、フルタイム勤務なので「まかない条件」はどんな形であれ自然と満たすことが多いですね。
一日2食まかないを食べる方法は!?
お店によっては同じ人物が一日2回、食べられることがあります。
それをクリアする条件としてよくあるのは、通し勤務(休憩含む)をすることです。
一般的には実働8時間を指しますね。
もちろんコレは大前提に、1日に2回、まかないタイムが設けられているお店である必要があります。
※厨房で勝手に作ってこっそり食べる行為などは含みません。
2回食事の時間を確保しているのは、「入れる時間帯が違うバイト」や「長時間勤務する正社員やフリーター」などの「食事」を配慮した結果でしょう。
タイミングは昼間と夜の合計2回、夕方と深夜の合計2回など、お店によって違います。
このようなお店の探し方
求人にハッキリ「2食付き」と書いていない場合の探し方です。
単純ですが求人の中から営業時間が長いお店を狙うことです。朝~夜まで、夕方から朝方(深夜)などのお店ですね。
コレは、「10時~16時勤務」などの求人で募集している時間帯をチェックすることではないですよ。
あくまでも営業時間が長いお店を探しましょう。
私は働きたい飲食求人があったら、その店舗名をネットで検索して営業時間を調べていましたね。
その中で通し勤務をすれば一日2食頂ける可能性も高いというわけですね^^
※ただし「この説」は、あくまでも私の経験を含んだ可能性の話ですので絶対ではありません。
できるだけ一日2食出そうなお店を探してみてくださいね。
フリーターからすれば、長い目で見ると食費的にかなりの差が出てきますので^^
実際のまかない料理はどんなモノが出てくる!?
飲食店によってまかないスタイルは違いますが、定番のパターンを3つ紹介します。
どんなお店であれ、この内のいずれかでしょう。
既存のメニューから選ぶパターン
大手飲食チェーン店に多いイメージです。
レシピがあるので、誰が作ってもそんなに大きな味の違いはないでしょう。
ただし注意点として、基本的には原価の高いモノは禁止と言う暗黙のルールはあります。
居酒屋のまかないで、メニューの「お刺身」などは普通は頼めないです^^
社員が考えるオリジナル料理パターン
このパターンが最も多い気がします。オリジナルとはメニューにはないという意味です。
「何コレ!?今まで見たことない!創作意欲に満ち溢れてるわ!どうやって食べるの!?」って料理は出てきません。(笑)
この場合、基本的には従業員全員が同じ料理(まかない)を食べます。
カレーなどは大鍋で一気に作っておく感じですね。
パスタなら具材やソースは決まっていて、食べる直前に麺をゆがくといった流れです。
オーダーの余りモノや、在庫がたくさんある食材パターン
まあ、コレもオリジナル料理になりますね。本来の意味では、まかないの正しい形といっていいでしょう。
「まかないなんだから贅沢言わない!」といった風潮です。
もちろん現在でもこの意識が強いお店はありますが、有料のお店も増えてきているので段々とこのルールは少なくなってきているように感じます。
まかない用に「わざわざ〇〇の食材を発注する」なんてこともよくありますからね。
また「本日のまかない」として、お客さん用メニューに載せているお店もありますよね。
実体験、質素なまかないと豪華なまかないの差は!?
過去の様々な飲食バイトを思い出して書いてみます。
最も質素だと感じたまかない
ある居酒屋の「プレーンオムレツと白ご飯」(250円)です。オムレツには少しだけホワイトソースがかかっていました。
正直、「…え?マジか!?これで250円取られるのか…」と思いましたね。(笑)
当時の私はお腹がいっぱいになれば基本的に何でもよかったので、ご飯のおかわりさえできれば全然OKだったのです。
ただ残念ながらそのお店は、そのようなシステム(雰囲気)ではなく、ご飯は出された一杯のみでした。
そこは営業中ヒマな時間に、厨房の奥で小さいイスに座ってササッと食べる感じでした。
従業員からは完全に丸見えですし、途中で忙しくなると焦って食べることになります。
もう、ひたすら口にかけこむ感じだったのので、確かにこの状況でご飯をおかわりしたら変な空気になりそうでした。(笑)
最も豪勢だったまかない
こちらも居酒屋ですが、「お鍋+サラダ+餃子+揚げ物+雑炊」的な感じのコース系まかない(100円)ですね^^
毎日バイトが終わった後、個室で5~6人でこんな感じのまかない食べてました。
ごはんはおかわり自由でした。
もともとそのお店は、100円で自由に作って食べるというルールでした。
しかし私たちが辞めた後、まかないはメニューから1品だけ選ぶというシステムに変わりました。(汗)
当時私たちは10代だったので、お腹も減りまくりで、何も考えずめちゃくちゃ食ってたんですよ。
今考えれば当時の店長には本当に申しわけなかったですね。すみません○○店長。
ラーメン屋や焼き鳥屋などの専門店のまかないは!?
「専門店以外の飲食店」と比べると、そもそも「まかない制度自体」がないお店が意外とあります。
もしあるとすれば、基本的にはその専門料理の可能性が高いです。(特にチェーン店の場合は)
絶対にとは言い切れませんが、私の経験上は多いです。
カレー屋ならカレー、牛丼屋なら牛丼、パスタ屋ならパスタという感じです。(細かい味付けやトッピングなどは別として…。)
これは「他のメニューはめんどくさいから」などという気持ちの問題ではなく、そもそも他の食材が置いていないですからね。(汗)^^
ただ個人経営の場合は…?
多少自由なので、お店にある食材を使った「スタッフオリジナルまかない」が出てくることもあるかもしれません。
私がバイトしていた個人経営のパスタ屋でも、「いつもパスタだからたまには米を食うか?」ってことで、わざわざ米を買ってきて炒飯や丼ぶりを作ることもありました^^
今回の記事は以上になります。飲食バイト初心者さんはぜひ参考にしてくださいね^^
関連記事も貼っておきますので、もしよろしければ読んでみてください^^