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完全月給制、日給月給制、日給制の違いを詳しく解説!

[記事公開日]2016/05/20
[最終更新日]2017/01/15

給料体系の「完全月給制、日給月給制、日給制」って意外と複雑でよくわからなかったりしますよね。

私も求人を見ていつも「ん…?」と思っていました^^

 

ですので今回はそれぞれの違いを、わかりやすく解説したいと思います。

また、今回のテーマには入っていませんが、「年棒制」についても一応説明しています。よく耳にする給料体系ですからね。

では本題です。


完全月給制とは!?

毎月の賃金が一定の金額で支払われる給料のことです。

「月○○円」と支給額が固定されていますので、何日休もうが、何日働こうが、もらえる金額は変わりません。

例えば月給が20万の人であれば、その人が10日働こうと、30日働こうと、給料は20万円になります。

 

 

残業代は発生しない!?

厳密に…と言いますか、労働基準法で考えると、「完全月給制」であっても基本的に残業代や休日出勤手当などは貰えます。(例外アリ)

 

ただ、実際の話をしますと、「完全月給制だから、時間外労働や休日出勤をしてもその分の賃金(割増賃金を含む)は支払わない」というスタンスの会社は多いようです。

主に管理職クラスの人が完全月給制である場合が多く、役職への手当という名目で支給されていたりします。
 


そのため、人件費を抑制したいと考えている企業では、あえて忙しい職務の人を管理職にし、完全月給制の給料を設定してサービス残業を強いることがあるので注意が必要です。

これは一時期「名ばかり管理職」として問題になりニュースにもなりました。

 

「完全月給制」は一見お得な給料体系のように見えますけど、厳しい現状があるようですね…。

 

 

日給月給制とは!?

日本のほとんどの会社がこの日給月給制だと言われています。

世間的には「色々考えると完全月給制とあまり差がない制度(良い意味で)」という声もあります。

 

日給(給料計算が1日ごと)をもとにした賃金制度ですが、支払いは月1回の給料日に支払うというものです。

 

基本的な支給額は毎月一定ですが、完全月給制と違って遅刻・早退・欠勤をした場合は、その分給料から控除(差し引かれる)されます。

ただしもちろん、時間外労働や休日出勤など割増賃金は支払われます。

 

 

公休や祝日の影響は!?

会社で定められている休日(公休)に関しては、出勤しなくても毎月の給料が変動することはありません。(減給されません。)


例えば「土日祝が休みで給料が20万円」と定められている会社の場合、G・Wがある5月分の給料も20万円のままです。

年末年始の休みなども同じで、連休があろうと関係ないです。

 


つまり、会社で定められている毎月の所定労働日数を出ていれば、「月の給料は一定で同じ」ということです。

もちろん月の日数も関係ないので、例えば2月は28日までしかないため出勤日数は少なくなりますが、給料は変わりません。

 

 

あくまでも遅刻や欠勤をした(本来、働くべき時間や日数を満たさない)場合のみ、所定の固定給から引かれるという形が「日給月給制」です。

会社がある日に普通に出勤していれば特に気にする必要はないということですね^^

 

※公休や日数などにより、出勤する回数自体は変わるので、その分の残業代などが給与に反映されるケースはもちろんあり得ます。

※有休の場合も当然引かれません。

 

 

ちなみに…

日給月給制は中小企業の間ではよく採用されている賃金制度ですが、大企業でも例えば「有期雇用者」の給料にはこの制度が使われていたりします。


※有期雇用者とは、あらかじめ働く期間が決まっている雇用者のことです。半年や1年など契約期間が決まっている契約社員などがそれにあたります。

 

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日給制とは!?

単純に「1日○円」と規定されている形です。月の給料は「1日の賃金×勤務日数」となります。

例えば「1日1万円」なら、5日働けば5万円、20日働けば20万円となります。

 

つまり、出勤日数によって支給額が積み増しされていきます。

逆に言うと、出勤しない限りお金はもらえません。祝日などで連休が多い月は辛いですね。

 

とはいっても、決まった労働日数を働くことができれば、安定しやすくはなるでしょう。

 

 

日給制は即日払い?月払い?

どちらのパターンもありますが、「正社員の日給制」は月払いのケースが多いです。

 

ちなみに、即日払いとは「働いたその日に給料をもらえる」という意味ですが、「日払い」と同じ意味では考えない方がよいです。

実際問題、日払いは「働いた当日に絶対にその場で貰える」とは限りません。

 

勤務した何日後かにまとめて支払われる場合でも、「日払い」という単語を使っている会社は多々あるので注意が必要です。


どうやらこれは会社側の問題ではなく、そもそも「日払い=その日の帰りに貰える」という認識自体が間違っている可能性が高いようです。

私もずっとそう思っていました…^^

 

 

日給制で残業が発生した場合は!?

「日給だから何時間働いても金額は変わらないでしょ!?」と思っている方も多いと思いますが、そうではありません。

その会社に定められている所定労働時間を超えて働いた場合、その分の賃金はもらえますし、合計で8時間を超えると25%の残業手当も付きます。


例えば日給7000円、所定労働時間が7時間、実働時間が9時間だとします。
この場合、まずは「日給(7000)÷所定労働時間(7)」という計算で、1時間の時給額(1000円)を出します。

 

そして所定労働時間を超えた分(この例だと2時間)にその時給額を掛け、日給にプラスされます。

とはいっても実働時間が9時間ですので、8時間以降の1時間分は割り増しで「1250円」となります。

 

合計としては、9250円(7000+1000+1250)の賃金が支払われます。

 

 

給料体系のよくある勘違いや注意点とは!?

まず最初に言っておきたいことは、完全月給、日給月給、日給などの「賃金形態」について、「法律的にハッキリとした違いや決まりがない」ということです。

ですので人や会社によって、単語の意味、解釈が違ったりするケースがよくあります。

 

それらを踏まえた上で、あくまでも「一般的な捉え方や考え方」という前提で進めさせて頂きます。


 

月給制と言えば…!?

私個人としては「月給制」という言葉だけを聞けば、「完全月給制」のことを指していると考えます。

しかし、「日給月給制」のことを「月給制」と呼ぶケースもあるので、注意が必要です。

 

例を出しますと、実際は日給月給制であるにも関わらず、「自分は完全月給制だと思って働いている人」が最も多い気がします。

これは先程も言いましたが、正式なルールがないため、こういった人が出てくるのは仕方ないとも言えます。

 

 

「日給制」と「日給月給制」を勘違い!?

実際は日給制だが、「日給月給制と勘違いしている会社」がけっこうあるようです。
 

正社員の場合、一日の賃金を月に一回まとめて支払う「日給制の月払い」というパターンが多々あります。

これを「日給月給」と呼ぶことがあり、それが混同の一因だと言われています。

 


求人を見る際は、このあたりの掲載内容もよくチェックしたほうがよいでしょう。

ちなみに例えば「1日1万円で出勤日数によって月ごとに支給額を決定していく」という表記がある場合は日給月給制ではなく、日給制にあたります。

 

 

確認することが大事

どの賃金体系であっても、必ず会社に「どのような意味でその言葉を使っているか?」を確認しましょう。

先のことを考えると、良い意味でも悪い意味でも、大きな差が出てきますからね。

 

これから仕事を始める場合であれば、ほとんどの人が一番気になるのは給料の事だと思いますので、就職してからトラブルに合わないよう、契約書を交わす時には十分確認してみてくださいね^^

 

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年俸制とは!?

年単位で決まっている給料のことです。

そして年棒額を分割して、その1カ月分が毎月支払われることになります。

 

ちなみにですが、その会社以外の副収入がない限り「年棒=年収」という捉え方で問題ないと思います。

 

 

年棒額の中に含まれているモノは!?

ボーナスは含まれているケースもあれば、そうではない会社もあります。

残業代は含まれていないので、他に規定がない限り年俸とは別に支給されます。

 

 

金額は1年単位で決定される

一般的な会社の場合、上司などと相談の上、翌年の年俸額が決まります。

そしてその「12分の1」、または、ボーナス分を考慮して「14分の1」などで毎月支給されます。

 

 

デメリット、メリットは!?

結果を出せなかった場合など、業績によっては翌年度の年俸がダウンしてしまう可能性があります。



ただもし結果を残せば翌年の年俸を上げる要求がしやすいです。

より「プロフェッショナルとして働きたい」、そして「成果を残したい」と考えている人にとっては魅力的だと言えますし、成果主義の風土がある職場では受け入れやすい給与体系ですね。


また、長期的な(年単位)お金の計画が立てやすいこともメリットと言えますね。


 

年俸制で給料をもらっている有名な職種は!?

一つ例に出すと、プロ野球選手がそうですね。

1億円の年俸で契約した場合、怪我をして試合に出られなかった場合でもその年は1億円の給料がもらえます。

 

 

最後に

あまり深く考える必要はないですが、一応「給与」と「給料」の違いを以下に書いておきますね^^

■給与➡会社から支給される全ての金額

■給料➡残業代、○○手当、ボーナスなどを引いた金額(基本給)

 


そして完全月給制、日給月給制、日給制の違いを超簡単にまとめておきます。
■完全月給制➡毎月の賃金が、働いた日数に関係なく一定の金額で支払われる。


■日給月給制➡日給を基本として計算された定額が、毎月支払われる。


■日給制➡労働した日数分だけが支払われる。支払い体系(給料日)は会社による

今回は以上になります。ぜひ参考にしてくださいね^^

 

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