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梅の歴史!現在の梅干しの形になるまでの流れを紹介!

[記事公開日]2016/03/13
[最終更新日]2017/04/30

おにぎりの具や日の丸弁当でお馴染みの食材(漬物の一種)である「梅干し」。

 

さて、私たちが食用として梅干しを食べ始めたのはいつ頃からなのでしょうか?

今回は時代を遡りながら、その歴史や由来を紹介したいと思います。

また、最後には「収穫からお店に届くまでの流れ」も簡単に紹介しています^^


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梅干しの発祥の地は!?

色々な説があるので断定はできませんが、梅は中国が原産地だと言われています。

 

近年では、「日本が原産国だという説」もありますので、ハッキリとはわかりませんね。

と言いますか、「え?いやそもそも完全に日本発祥だと思っていた」という人も多いでしょうね^^

 

 

日本に伝わったのはいつ頃?

「中国が原産地説」で考えてみます。

記録によると、奈良時代(710年~)にはすでに梅が食べられています。

 

ただし当時は果物として、生でそのまま食べられていました。

まあ、実の状態だと、確かに果物ジャンルに入っても変ではないですよね^^

 

つまり、伝わったのは奈良時代より前の時代…ということになりますね。

これも様々な説がありますが、個人的にはおそら古墳時代(250年~)あたりだと思っています。

 

 

ただし最初は「解熱や下痢止めの薬」という形で伝わりました。

つまり漢方薬ですね。

梅の実を燻製(くんせい)させて作った「烏梅(うばい)」というモノで、黒い色をしていました。

今のような梅干しの見た目ではなかったということですね。

 


梅は平安時代(794年~)に「塩漬けした形」となって登場

奈良時代を経て、梅はこのような形で出てきます。(真っ赤な色をしたモノではなく、塩のみで漬けたシンプルな状態)

現在の形に近く、梅干しのルーツと言えますね。

 

つまりこの時代から梅干が作られるようになったということです。

 

また、梅干しの様々な効能や効果が世間に知れ渡り、健康食品(薬)として認知されていきます。

村上天皇が梅干で病を治したという有名なお話もあります。

 

 

鎌倉時代(1185年~)

お坊さんたちが食事やおやつとして梅干しを食べていたそうです。

また、お酒のおつまみだったという説もあります。

 

おやつ(茶菓子)以外の「おかず&肴のパターン」は現代でも普通ですよね^^

 

 

室町時代(1336年~)

この頃には武士たちの間にもそのような習慣が広まっていき、食卓に並ぶおかずの一つになっていきました。

つまり、白ご飯と梅干しを一緒に食べだしたのもこの時代ということですね。

とはいっても、梅干しはまだまだ高級食品だったので、一般庶民の間には普及されていませんでした。

 

 

戦国時代(1467年~1573年)

梅はさらに野戦糧食(やせんりょうしょく)として大活躍します。

 

保存食としてはもちろんのこと、合戦中の傷口の消毒や伝染病の予防などに使われていました。

本当に武士にとって必需品の一つだったのです。

 

また梅干しは、見るだけで勝手に口に唾液がわくので、のどの渇きを潤す目的としても重宝されていたそうですよ。

正直私もこの記事を書いている今、口が酸っぱくなって唾がすごいです。(笑)

 

 

食用としてメジャーになったのは江戸時代から!?

一般家庭の食卓にも梅干しが並び、普通に食べられるようになったのは江戸時代(1603年~)からだと言われています。

現代では当たり前になっている赤じそで着色した(赤じその葉で漬けた)梅干も登場し、普及していきます。

 

江戸時代は納豆売りや飴売りなどの「物売り」が盛んでした。そしてその中に「梅干し売り」も町に登場します。

梅干し売りから買う家庭がけっこう多かったそうですよ^^

 

 

食べ方は色々

大晦日や節分の日には、梅干しと昆布に熱いお茶を入れた「大福茶(おおぶくちゃ)」というモノも飲まれていたそうです。

これは今すぐにでも作れますし、普通に美味しそうですよね^^

 

そしてうどんの薬味としても梅干しが使われていたそうです。

これも間違いない味でしょうね^^

 

ちなみに、梅酒もこの時代に造られ始めたといわれています。



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そして現代へ…

江戸時代以降、各家庭で梅干しが漬けられるようになり、現在に至ります。

今でも日本を代表するご飯のお供ですよね^^

 

もちろん現在は種類も豊富で、それぞれ味や見た目も違います。

また、お酒やお菓子、調味料などにもよく使われていますよね。

 

 

主な調味梅干し

現在、スーパーなどのお店で販売されているほとんどの梅干しは、何かしらの味付けがされています。

これらは総称して「調味梅干し」と呼ばれています。
■おそらく一番知名度が高く、誰もがイメージしやすい「赤じそ梅」

■甘酸っぱいので子供にも人気の「はちみつ梅」

■酸っぱさも程よく、非常に食べやすい「かつお梅」

■風味も良く、間違いない組み合わせの「昆布梅」

この他にも「焼き梅」や「キムチ梅干し」などが販売されているお店もあります。

 

また、味の種類ではないですが、 外見が訳ありだけど中身は全く問題ない「つぶれ梅」や、お子様も安心の「種無し梅」もスーパーなどでよく見かけますね。

 


現代の梅干しはどうやって作られてる!?流れをザックリ紹介!

歴史は以上になりますが、最後に梅干しが出来上がるまでの工程を簡単に説明したいと思います。

 

開花&収穫

2月頃に開花し、5月~6月に実の収穫

 

 

漬け込み

塩をまいて1ヶ月間ほど漬け込みます。

梅の実から自然と「梅酢(うめず)」というすっぱい液体が染み出てきます。

塩と混ざり合います。

 

 

土用干し

およそ3日間ほど、太陽の下で梅干しを乾燥させます。

熱での殺菌効果や、果肉を柔らかくする目的などがあります。

 

 

土用干しが終わった状態は「白干梅」と呼ばれるモノです。

昔ながらの梅干しで、塩っ気が強いです。

「これじゃないと嫌だ!」というファンの人もいます^^

 

この無着色の状態のままだと、塩分も多く含まれていますし、太陽の熱で殺菌もされていますから長い期間保存が可能です。

 

 

調味梅干しは、ここから食品工場で味付けされる

「白干梅」➡「調味梅干し」という流れになります。
余分な塩分を取り除いた後、味付けされます。製品化するための二次加工ですね。

 

そして厳しい品質検査が行われたあと、お店などに届けられるのです。

 

以上が一般的な梅干しの作り方でした。

超ザックリ書きましたが、もちろん実際はこの他にも色々と細かい作業があり、職人さんが頑張ってくれているのです^^

普段何気に食べていますが、すごい手間がかかっているのですね^^



品種については実梅の品種(種類)を紹介!用途にピッタリの梅は!?の記事をどうぞ^^


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