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実梅の品種(種類)を紹介!用途にピッタリの梅は!?

[記事公開日]2016/02/25

梅にはたくさんの品種が存在します。

梅自体の歴史も古いため、現在は観賞用も含めると300以上はあると言われています。

 

そして食用としての梅(実梅)は収穫した後、梅干しや梅酒に使われることが一般的ですよね。

今回はそんな実梅(みうめ)の代表的な品種をいくつか紹介したいと思います。

 

南高梅(なんこううめ)

日本一有名な梅干しであり、「紀州南高梅」とも呼ばれます。

「紀州」とは現在の和歌山県のことです。

 

梅の生産量全国一位である和歌山県を代表する品種です。

主に和歌山県の「みなべ町」や「田辺市」で栽培されています。

ちなみにこの二つの地域は隣接しています。

 

大粒の実が特徴的です。肉厚があるのに柔らかく、種も小さいため梅干しに適しています。

フルーティーなのでもちろん梅酒にもよく利用されます^^

 

 

ブランド梅として全国で大人気

高級品であり、もちろん贈り物やギフトなどにも最適です。

貰った人が梅干し嫌いでない限り、かなり喜ばれるでしょうね^^

 

 

開花は2月~3月頃、完熟梅の収穫は6月~7月頃

花は白色です。

 

収穫は、実の重みで地面に自然に落下するのを待ちます。

それがまさに完熟した状態ということなので、収穫のベストなタイミングだそうです。

手でもぎ取りたい気持ちを抑える必要がありますね。(笑)

 

完熟した梅は全体的に黄色くなり、日光がよく当たっていた部分は赤くなっています。

 

 

南高梅は同品種(南高)の花粉では受粉しないため、実を結びません。

ですので一般的には受粉樹が必要です。

 

受粉樹とは、同じ品種同士では受粉できない植物を受粉させるために必要な、別の品種の立ち木のことです。

花粉を運ぶことが目的なので、受粉させたい植物の近くに植えます。

 

 

小粒南高梅(こつぶなんこううめ)

先程紹介した南高梅と同じ品質ですので、大変人気です。

ただ名前からもわかる通り、通常の南高梅よりも少し小さいです。(そこまで小さいわけではないです。)

大きさ的には中梅(10~25g)と呼ばれています。

 

全国で栽培されていますが、やはり和歌山県が最も盛んです。

果肉はぶ厚く、そして柔らかくて種が小さいです。用途は梅干しに向いています。

小粒で美味しい梅干を作りたい時はズバリコレでしょう^^

 

 

開花は2月~3月頃、収穫は6月頃

花粉が多いので受粉樹としてもよく利用されますが、もちろん小粒南高自体も優良品種です。

この小粒南高の花粉を頼りにする梅の花が多いというわけですね。

 

花は白色の一重咲きです。美しく観賞用としても魅了があります。

「一重咲き」とは、花びらが重なっていない(一枚)咲き方です。

 

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白加賀梅(しろかがうめ)

江戸時代(1603~1868年)から栽培されている歴史が古い梅です。

「しらかが」と呼ばれることもあります。

 

現在、生産量が最も多い梅であり、そのほとんどが関東地方で生産されています。

特に群馬県の白加賀梅が有名です。

 

群馬県高崎市にある、「榛名山(はるなさん)」でたくさん栽培されているそうです。

まあ、そもそも群馬県は梅の生産量は和歌山県に次いで全国2位ですから、知っている人も多いかもしれませんね^^

 

実は大粒で皮がぶ厚く、果肉がしっかり(硬め)していて、まさに「THE青梅」って感じのイメージです^^

ですので梅干しの他にも梅酒や梅ジュース、梅シロップなどにもよく利用されます。

 

 

開花は3月頃、収穫は6月頃

梅の花は白色で、観賞用としても人気です。

基本的には受粉樹が必要です。

 

 

古城梅(ごじろうめ)

古城梅は日本一の梅の生産地、和歌山県の田辺市長野が原産地です。

大正時代(1912~1926年)に発見されたと言われています。

 

 

大粒で果肉が硬い青梅

その実の締まり具合や青々しい美しさから「青いダイヤ」と呼ばれています。

 

主に梅酒に利用されます。梅酒には最高の品種と言っても過言ではないでしょう^^

他にも梅ジュース、または梅エキスにもよく利用されます。

 

「梅エキス」とは青梅をすりおろし、その絞り汁を長時間じっくり煮詰めたモノです。

もろに梅そのモノなのですごく酸っぱいですが、健康食品として知られています。(薬ではないです)

ちなみに「梅エキス」「梅肉(ばいにく)エキス」は同じ意味です。

 

 

現在も栽培されているが、昔と比べると生産量が激減している

性質上、梅干しへの加工には向いていないことや栽培の難しさなどが原因のようです。

 

故に現在は貴重な品種だと言われています。

もちろんコレはJA紀南(紀南農業協同組合)でも問題となっています。

 

ただ2013年頃から、和歌山県にある「うめ研究所」という施設では古城梅に代わる新品種の開発に取り組んでいるそうです。

長い年月が必要ですし、すごく大変だと思いますが頑張って頂きたいですね。

 

 

開花は3月~4月頃、収穫は6月頃

花は白色です。収穫時期は南高梅より少しだけ早いので、その分出荷も早くなります。

受粉樹が必要です。

 

 

甲州最小(こうしゅうさいしょう)

その名の通り小粒の梅です。「甲州小梅(こうしゅうこうめ)」とも呼ばれています。

品種名って聞き慣れていないとややこしいモノもありますよね。(汗)^^

 

甲州最小は全国で栽培されていますが、特に山梨県で多く作られています。

とはいっても最初に発見されたのは奈良県だと言われています。

 

 

梅の実では一番小さい

まさに小梅の代表品種です。25g以上あると言われている南高梅や白加賀梅に対し、甲州最小は平均5gほどです。

けっこうな差ですね^^一口サイズで食べやすく、女性や子供にも人気の梅です。

 

ただ小さいながらも果肉はしっかりしていて、食べ応えがあると言われています。

梅干しや漬け梅はもちろん、カリカリ梅にもよく利用されます。

私の中では、お店で買うお弁当と言えばカリカリ梅です。大好きです^^

 

 

「カリカリ梅」は、天日干しをしない

塩や赤ジソで漬けただけの梅ですので、厳密に言うと梅干しではありません。

干してないので、果肉がカリカリした食感に仕上がるんですね^^

 

※呼び方は「カリカリ梅」でも十分伝わりますが、そのままお菓子タイプの商品名になっていたりもします。

 

 

小梅の品種は他にもあります。

長野県で多く生産されている「竜峡小梅(りゅうきょうこうめ)」や、群馬県で多く生産されている「織姫(おりひめ」なども有名です。

ただもう一度言いますが、その中でも「甲州最小」が最も小さい梅です。

 

 

開花は2月~3月頃、収穫は5月~6月頃

花は白色で、一重咲で小さめなのでかわいらしいです^^

他の梅と比べて収穫時期が若干早いことも特徴的です。

また、花粉が多いので受粉樹としても昔から人気があります。

 

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豊後梅(ぶんごうめ)

「豊後」とは現在の大分県のことを指します。

豊後梅の原産地は、その名前の通り大分県だそうですが、現在青森県で多く生産されています。

特に青森県の南部町(なんぶちょう)や三戸町(さんのへまち)では豊後梅の栽培が盛んです。

 

 

この梅は「あんず」との自然交雑実生

つまり、奇跡的に誕生したわけですね。

あんずに近い梅と言われており、「あんず梅」と呼ぶ地域もあるそうですよ^^

 

あんず自体が耐寒性が強い実なので、豊後梅は寒さが厳しい青森でも立派に育つのでしょうね^^

ちなみに梅もあんずも同じバラ科の仲間です。

 

 

実は大粒で果肉がぶ厚く、種が小さいです。

梅ジャムなどの食品加工、またはカリカリ梅にも適しています。

 

 

開花は3月頃、収穫は6月~7月頃

花の色は薄紅色(ピンク)で、八重咲きが多いです。

「八重咲き」とは、花びらがたくさん重なっている花の咲き方です。

 

つまり見た目もキレイですので観賞用としてもとても人気の梅の花です。

基本的に受粉樹は必要です。

 

 

鶯宿梅(おうしゅくばい)

南北朝時代(1336~1392年)には、もうすでに存在していたという歴史ある梅です^^

 

全国各地で生産されていますが、特に徳島県で栽培されている鴬宿梅が有名です。

また、徳島県が原産地だとも言われています。

 

徳島県では以下のような地域で様々な品種の梅が栽培されています。

■阿南市(あなんし)の「明谷梅林(あかたにばいりん)」

■吉野川市(よしのがわし)の「美郷の梅(みさとのうめ)」

 

そして神山町(かみやまちょう)の「阿川梅の里(あがわうめのさと)」では「鶯宿梅」がたくさん栽培されています。

 

 

大粒の青梅として評判があるこの梅は、果肉も硬めなので梅酒に用いられることが多いです。

また、梅ジュースなどにも適しています。

 

 

開花は3月頃、収穫は6月~7月頃

花は薄いピンク色で一重咲きです。

梅の花の中では美しいと評判であり、観賞用としても人気があります。

品種名からして、もうすでに美しい感じがしますよね^^

 

 

私のイメージで簡単まとめ

 

梅の大きさ的に代表する品種を一つ選ぶと…?

大は「南高」、中は「小粒南高」、小は「甲州最小」といった感じでしょうかね。

 

 

用途的に最適な梅を選ぶと…?

梅干しは「南高」、梅酒は「古城」、カリカリ梅は「甲州最小」といった感じですね。

※全て個人的な意見です。

 

 

梅は今回紹介した品種以外にも、【藤五郎(とうごろう)】や【花香実(はなかみ)】などまだまだたくさん存在します。

これから自宅で育てようと考えている人や梅干しなどを作ろうとしている人は、お気に入りを見つけてくださいね^^

 

ちなみに「はちみつ梅」や「カリカリ梅」は、レシピが比較的簡単ですので、自宅でチャレンジしてみるのも楽しいかもしれませんね^^

 

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